2012年1月27日

【業界研究ー医療・製薬】 vol.933 公的医療保険制度

職域・地域、年齢(高齢・老齢)に応じて分類される国の医療保険制度。
健康保険、船員保険、共済組合、国民健康保険、高齢者医療制度がある。
それぞれの加入している保険制度の中で、所得などを基準として保険料が異なる。

日本の公的医療保険制度は、2000年に世界保健機関(WHO)から世界最高の評価を受け、その充実度は経済協力開発機構(OECD)の加盟国中でもトップレベルとされている。

抜本的な医療制度改革における論点のひとつで、2011年の環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加問題では、保険適用の診療と適用外の自由診療を併用する「混合診療」の全面解禁について、大きな議論のひとつとなり、現在も続いている。

2012年1月26日

【業界研究ー医療・製薬】 vol.932 診療報酬

保険診療において、医師の診療行為に対して、医療保険から医療機関に支払われる報酬。

医療保険をつかって診察や治療をおこなう場合、1点10円ですべての医療行為について、国の定めた点数が決められている。

保険財政状況や経済状況などを元に、原則として2年に1回のペースで改訂される。

2012年1月25日

【業界研究ー医療・製薬】 vol.931 ナースプラクティショナー

NP。
診療補助だけでなく、医師の監督下で診察・診断・薬剤の処方・腰椎穿刺等の処置などを行うことが認められている上級実践看護師のひとつ。

日本では認可されていないが、導入の議論が続いているテーマ。

アメリカでは制度化されており、一定の職務経験を持ち、且つ専門職大学院において専門的な教育課程を修了した看護士は、主に比較的安定した状態にある患者を対象に、医師との連携を図りながら、問診や検査の依頼、処方等を行うことができる。

高齢化社会が進展する中で在宅医療推進策が継続されると、在宅療養患者が今後も増加すると想定され、医師だけでは外来診療に対応しかねる状況になっても、NPが高齢患者に多い一部の慢性疾患の外来診療を担うことで、より在宅療養支援機能の強化を図ることが可能になる。

日本においては、看護系大学院でのNP養成がスタートする一方で、関連団体の反対や慎重姿勢があり、法的整備は進んでいない。しかし医師の業務負担軽減への期待のもとに、チーム医療推進に伴う検討課題としてNP導入の議論は継続されている。

2012年1月24日

【業界研究ー医療・製薬】 vol.930 ライフ・イノベーション

グリーン・イノベーションと並ぶ国の新成長戦略のひとつで、「2020年までに医療・介護・健康関連サービスの需要に見合った産業育成と雇用の創出、新規市場約45 兆円、新規雇用約280 万人」を目指す、というもの。

主な施策としては以下の通り。
● 医療・介護・健康関連産業の成長産業化
● 日本発の革新的な医薬品、医療・介護技術の研究開発推進
● 医療・介護・健康関連産業のアジア等海外市場への展開促進
● バリアフリー住宅の供給促進
● 医療・介護サービスの基盤強化

2012年1月23日

【業界研究ー医療・製薬】 vol.929 混合診療

ひとつの病気の治療に、保険負担と自費負担(=自由診療)を併用させる治療方法のこと。
現在日本では基本的に禁止されているが、一部、時間外診療や差額ベッド代、高度先進医療では認められている。

この混合診療を導入すると、所得格差による医療格差が生じないか(国民皆保険制度が崩壊しないか)、医療の安全性は保てるのか、などの懸念があり、反対する声は多い。
しかし保険財政の観点からは、混合診療解禁を望む声も上がっている。

2012年1月20日

【業界研究ー金融】 vol.928 ラスバイレス指数

基準年の取引数量ウエイトで加重平均した総和のこと。

ラスパイレス指数を用いて計算するものに、消費者物価指数がある。
昔の生活をするのに必要な購入費用が「現在どれだけ増えたか」を示すもので、昔の財の数量をもとにした比較。

基準年の財の数量をそのまま用いるため、計算が容易。しかし、昔の生活(基準年の消費動向)で価格を比べているので、消費動向の変化が大きいと、指数による的確な判断が困難になる。

2012年1月19日

【業界研究ー金融】 vol.927 パーシェ指数

ドイツの経済学者パーシェによって提唱されたもので、今年(比較年)の取引数量ウエイトで加重平均した総和のこと。
パーシェ指数を用いて計算するものに、GDPデフレーターがある。
パーシェ指数は、今年の生活(比較年の消費動向)をするのに必要な購入費用が「基準年よりどれだけ増えているか」を示すもので、今年の財の数量をもとにした価格比較。