広告の社会的役割
広告は、いまや単に商品に関する情報の提供という企業側の販促手段としてだけでなく、企業に関する情報公開や企業の社会貢献を担う媒体としても重要な意味を帯びてきている。
さらに、広告を通じて何らかの社会的役割を担うという新たな展開も出てきている。
いずれの場合も、そこには広告の信頼性が基盤にある。
そもそも広告は信頼性を基盤として成立し、生活者の生活に必要な商品に関する情報を広範囲に効果的に伝達する手段としてその効果を呈してきた。
戦後、マスメディアを媒介した大衆に向けた広告によって商品の大規模な販促を可能にし、大量生産と消費拡大による経済活性化、そこから生活の快適化や満足化をもたらし、経済の現代的展開に重要な役割を果たしてきた。
そこに広告の社会的役割がある。
つまり、一つひとつの広告は広告主の商品販促のためにあるが、全体として重要な社会性を帯びているのである。
◆参考書籍 「広告とCSR」生産性出版
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