2009年2月13日

【環境・CSR】 vol.314  環境関連法規制 ?化審法改正

環境関連法規制 ?化審法

化審法とは
 「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」。
 「化審法」、または「化学物質審査規制法」と略称。

  1968年に起こったカネミ油症事件の
  ポリ塩化ビフェニル(PCB)による健康被害を契機に、
  1973年に制定された。

  新たに製造・輸入される化学物質について
  事前に人への有害性などについて審査するとともに、
  環境を経由して人の健康を損なうおそれがある
  化学物質の製造、輸入及び使用を規制する仕組みを制定。



  2001年から所管官庁が
  環境省・厚生労働省・経済産業省の3省に。

  2004年からは
  化学物質の動植物への影響に着目した審査・規制制度、
  環境中への放出可能性を考慮した更に効果的・効率的な措置を導入。


2009年見直しの主なポイント

 ◆欧州でのREACH規制、
  2020年の「持続可能な開発に関する世界サミット」(WSSD)などの
  化学物質管理をめぐる国際的な状況の変化に対応するもの

 ◆管轄する3省による合同会合での報告書案のポイントは
  ・市場にあるすべての化学物質を対象
  ・リスク評価を優先的に行うべき物質を絞り込む
  ・高リスク物質の危険性情報を収集
  ・リスク評価を実施
  ・一定数以上製造・輸入される化学物質の量や用途などを
   事業者が国に定期的に報告する制度を創設する


 その他、2009年に改正となる環境関連法規制
  【環境・CSR】 vol.297 環境関連法規制 ?省エネ法
  【環境・CSR】 vol.312  環境関連法規制 ?土壌汚染対策法
  【環境・CSR】 vol.315  環境関連法規制 ?グリーン購入法
  【環境・CSR】 vol.316  環境関連法規制 ?家電リサイクル法



伝創社マーケティングチーム

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