2009年3月1日

【経済・企業経営】 vol.326  リース取引

リース取引

リース取引とは
物件の所有者からリース期間中に
その物件を借りて使用する代わりに、リース料を支払う取引。
契約期間中は当該契約を解除することができない。

リース取引は、企業の設備調達手段として
規模に関わらずほとんどの企業が利用している。
企業のリース使用率は80年代に急速に拡大し、05年には94%に達した。


主なメリット
コスト把握が容易であることや
設備の使用期間のみリース期間設定できるためコスト削減が可能、
・ス・ス設備導入時の多額の資金が不要)、
設備の処分管理が不要なため
環境関連法規制に適性に対応できる事など。



リース取引は、以下の4種類に分類される。

ファイナンス・リース取引
  リース期間中の解約不能かつフルペイアウトのリース取引の事。

  リース会計基準上、
  リース料総額の現在価値がリース物件価額の約90%以上、
  またはリース期間が
  経済的耐用年数の約75%以上の場合に判定される。

  借手は、リース物件からもたらされる経済的利益を
  実質的に享受することができる。
 (=フルペイアウト)

  つまりフルペイアウトとは
  リース期間中にユーザーが支払うリース料に
  リース物件の取得価額・諸費用のほぼ全額が
  含まれていることを意味する。


所有権移転ファイナンス・リース取引
  リース物件の所有権が借手に移転する
  と認められるファイナンス・リース取引の事。


所有権移転外ファイナンス・リース取引
  所有権移転ファイナンス・リース取引以外の
  ファイナンス・リース取引。


オペレーティング・リース取引
  フル・ペイアウトと中途解約不可のいずれかの要件を含まないリース。

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