2010年4月26日

【環境・CSR】vol.576 生グリーン電力

生グリーン電力

グリーン電力と“生”グリーン電力を比較する。

 まずは、グリーン電力とは。
 風力、太陽光、バイオマス(生物資源)などの
 再生可能エネルギーにより発電された電力のこと。
 その「環境付加価値」を取引のできる証書の形に置きかえた
 「グリーン電力証書」を購入することで、
 グリーン電力を使用しているとみなされるというもの。
 つまり、グリーン電力そのものを利用しているわけではない。

 これに対して「生グリーン電力」は。
 生グリーン電力の場合、自然エネルギーだけを取り扱う事業者から
 購入すれば、温暖化対策推進法に基づく温暖化ガス排出量の
 算定・報告・公表制度で、排出量をゼロとして報告できる。
 排出量の算出に用いる排出係数(電力使用量当たりの
 CO2排出量)がゼロになるためだ。

 つまり、グリーン電力「そのもの」を、発電所から需用者に
 直接送るというもの。
 需用者はグリーン電力を「みなし」ではなく、
 自身が使用する電気として、直接使用するのだ。

 この生グリーン電力を今年(2010年)4月から取り入れたのが
 新丸ビルだ。
 これまでのCO2排出量と比較し導入後は約1/3に削減される、
 とのこと。



参考:日経エコロジー

伝創社

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