生グリーン電力
グリーン電力と“生”グリーン電力を比較する。
まずは、グリーン電力とは。
風力、太陽光、バイオマス(生物資源)などの
再生可能エネルギーにより発電された電力のこと。
その「環境付加価値」を取引のできる証書の形に置きかえた
「グリーン電力証書」を購入することで、
グリーン電力を使用しているとみなされるというもの。
つまり、グリーン電力そのものを利用しているわけではない。
これに対して「生グリーン電力」は。
生グリーン電力の場合、自然エネルギーだけを取り扱う事業者から
購入すれば、温暖化対策推進法に基づく温暖化ガス排出量の
算定・報告・公表制度で、排出量をゼロとして報告できる。
排出量の算出に用いる排出係数(電力使用量当たりの
CO2排出量)がゼロになるためだ。
つまり、グリーン電力「そのもの」を、発電所から需用者に
直接送るというもの。
需用者はグリーン電力を「みなし」ではなく、
自身が使用する電気として、直接使用するのだ。
この生グリーン電力を今年(2010年)4月から取り入れたのが
新丸ビルだ。
これまでのCO2排出量と比較し導入後は約1/3に削減される、
とのこと。
参考:日経エコロジー
伝創社
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