2010年9月28日

【業界動向・マーケティング】 vol.620 フランチャイズ?

フランチャイズビジネス? 


フランチャイズ経営に関連する主な用語

●フランチャイズ
【franchise】
直訳すると「特権を与える」。つまり「人・企業に言って販売権を与える」という意味。
フランチャイズの販売権とは、一般的に以下の内容である。

1.フランチャイザーの商標、サービスマーク、チェーン名称を使用する権利

2.フランチャイザーが開発した商品やサービス、情報など、経営上のノウハウを利用する権利

3.フランチャイザーがフランチャイジーに継続的に行なう指導や援助を受ける権利


●フランチャイザー
フランチャイズ企業や本部のこと。
つまり加盟店希望者に商標や独自に開発したノウハウ、システム・パッケージなどの使用許諾をする事業者のこと。
フランチャイザーは事業方針を決定し、加盟店の募集、立地の調査・選定、マーケティング、加盟店の管理・指導・援助・情報提供を行う。


●フランチャイジー
フランチャイザーとフランチャイズ契約を締結した人、または加盟店。
フランチャイザーから得た上記3つの権利に対する対価を加盟金やロイヤリティーなどの形で支払い、フランチャイザーの指導のもとで、独立した事業主として事業を展開する。


●チェーンストア
加盟店で構成されるフランチャイズとは違い、直営店のみで構成されるチェーンのこと。
別称レギュラーチェーン、コーポレートチェーン。
本部(法人)が直営店を建設し、従業員を雇って経営する手法。百貨店やスーパーマーケットなどはこのチェーンストア方式を取っている場合がほとんどである。


●ボランタリーチェーン
小売店が主に商品の共同仕入を目的として自主的に結成した協同組織のこと。
組織化することによって大量に商品を仕入れれば、価格も安くなり、今まで取引ができなかったメーカーとも付き合えるというメリットがある。
フランチャイズチェーンが、事業内容に同意した加盟店希望者と契約して、本部がオペレーションを展開する縦の繋がりを持つのに対して、ボランタリーチェーンは、それぞれの店舗があって互いに結合し、後に本部が作られるという点が異なる。
業種は主に小売業で、地域密着型の食品スーパー、眼鏡店、文房具店、寝具店など多岐にわたる。


●代理店
事業者が本部との契約で、本部の供給する商品を独占的に販売する形態のこと。同一のマーク、イメージで営業を行うケースもあるが、本部から店舗運営や販売についての指示は少なく、継続的な指導もほとんどない場合が多く、業種も様々である。


●メガ・フランチャイジー
・ス・スつのフランチャイザーに加盟して複数の店舗を経営していたり、いくつかの異なったフランチャイザーに加盟して複数の店舗を経営していて、一般的に2桁以上の店舗数を持ち、億単位で年商があるフランチャイジーのこと。
すでにフランチャイズとして成功しているブランド力のあるビジネスモデルを取り入れる、つまり時間を買う(結果が早く出やすい)形態である。
また異業種の複数店舗を経営することでリスクが分散され、相乗効果も期待できる。


●コングロマリットフランチャイズ
conglomerate=複合企業
事業間に直接的な関係のない事業を複数手がけている複合企業のこと。
フランチャイズビジネス本部の大半は、ひとつのフランチャイズ本部、ひとつのチェーン展開だけでなく、複数の事業(異業種・異業態)を展開する企業が多い。





参考
社団法人日本フランチャイズチェーン協会

フランチャイズ研究会

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