【業界動向・マーケティング】 vol.678 radiko

radiko

日本初の地上波ラジオ放送のインターネット・ストリーミングによるサイマル放送サービス。

2010年3月より試験配信が行われ、12月1日には本格実用化を目指し、株式会社radikoの設立も発表された。

在京7局と在阪6局の民放ラジオが配信を実施しており、インターネットのIP配信を利用して地上波のラジオと同じ内容をサイマル配信する。

そのため、従来のラジオでは難聴取地域であった高層ビルや鉄筋コンクリートマンションなどでもインターネットが接続されていればクリアな音声で聴取できる。

また、radikoではアクセスデータを取得することができるため、何人のリスナーがいつからradikoを通して番組を聴取し、いつ離脱したかなどの情報を整理することができることから、テレビ視聴率のような速報性のあるデータのなかったラジオ業界に、広告効果測定の面で新しい動きが出る可能性があると言われている。