国際通貨基金。国際間の通過システムの安定を維持すること、具体的には、為替レートを安定させ、国際間の資金決済をスムーズに行わせることを目的に設立された国際金融機関。国連の専門機関のひとつで、本部は米・ワシントン。日本は1952年に加盟した。
設立の契機となったのは、1930年代の世界恐慌。その一因となった経済政策の失敗を繰り返さないため、世界全体や地域の経済・金融情勢を監視し、為替レートが安定するような通貨システムの保持のために必要に応じて経済安定策の助言を行ったり、貿易の障害となるような為替規制をなくすよう、加盟国を促す役割を担っている。また、ある国が対外的な支払のために外貨不足に陥って、国際収支の上で問題が生じた場合には、一時的な資金援助を行う。
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