2007年3月8日

【経済・経営・マーケ】vol.19  TOB

TOB
Take-over bid

株式公開買付け。

経営権の取得、買収、合併などの場合に、不特定多数の株主から株式を買い集める手法。

対象企業の発行済み株式の1/3を超える取得が目標の場合に義務付けられている。


TOBにあたっては、買付け価格・期間、取得株数・比率、目的を公表し、条件に合意した株主から市場外で購入する。


新株予約権、ポイズンピル、黄金株・・・など関連用語は続きのページへ




おもな関連用語

敵対的買収防衛策
敵対的買収に対して、事前に合法的に導入できる防衛策。
「事前警告型」と「ライツプラン型」の2つがある。

事前警告型・・・買収者に対して、買付けの目的、資金の裏づけ、買収後の詳細な事業計画などを求める。

ライツプラン型・・・あらかじめ信託銀行などに新株予約権を発行しておく。

新株予約権
・・・企業が発行する株式をあらかじめ決められた価格で取得できる権利。

ホワイトナイト(白馬の騎士)
・・・資金提供、株式や資産買取などを引き受けて、TOBを受けた企業を助けようとする第三者企業や個人投資家。

焦土作戦
・・・TOBの対象とされた企業が、自社の優良資産や収益性の高い事業などを第三者に売却したり(クラウン・ジュエル)、多額の負債を負うなどして、買収者にとっての魅力を失わせる手法。

ポイズン・ピル
・・・毒薬条項。新株予約権を活用して敵対的買収者の決議権を低下させること。

黄金株
・・・特定の株主だけに特別の権利を付与した株式のこと。新会社法では、特別決議により、重要な事項について拒否権が付いた黄金株に状と制限付き発行を認めている。それにより株式が敵対的買収者の手に渡ることを防止する。



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