2007年8月2日

【環境・CSR】vol.52 環境報告書

環境報告書とCSRレポート


環境報告書から一歩進んで、より広い視点に立って企業の社会的責任を報告するCSRレポートに移行する企業が増えている。


企業が環境に配慮した経営を行うことが近年では常識となってきたが、情報公開の一環としてその活動の状況をまとめたレポート環境報告書である。

環境報告書の作成・公表により、環境を意識する地域住民やNPOなどとのコミュニケーションが良好になる。

内容としては、
●経営者としての環境に関する視点
●企業の環境保全に関する方針・目標・計画の提示
●環境マネジメントのシステムや法規制遵守の状況
●環境保全技術開発など環境マネジメントの報告
●CO2排出量の削減や廃棄物の排出抑制など環境負荷の低減に向けての取り組みのまとめ
●環境会計

などが基本となる。

また、外部団体による環境への配慮の評価を加えることもある。

↓図をクリックすると拡大します。
サスティナビリティの3要素



さらにここ数年では、環境だけでなくさらに広い視点で社会的責任を果たさなければ地球が存続できないという考え方が広がっている。

これらを踏まえてそれらの要素をトータルに開示するのがCSRレポートであり、従来の環境報告書から変更する企業が増えている。

具体的には、環境報告に加えて、社会貢献の状況人事・労務面の報告などを加えるのが一般的である。


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