2007年10月4日

【広告】vol.92 ブランドエクステンション

ブランドエクステンション


消費者に認知された既存ブランドを使って、現行とは異なるカテゴリの商品やサービスに参入する戦略

例えば、ソニー銀行を作る(ソニー銀行)、トヨタ住宅販売を手がける(トヨタホーム)など。

ブランドの大原則は「1つのブランドには1つの魂のみが宿る」。
この原則に従って、新規の事業を始めるときに、既存のブランドを守るためにわざわざ別のブランドを立ち上げる会社が多い。

文房具のプラスから生まれたアスクル
西友から飛び出した無印良品などが代表格。

↓図をクリックすると拡大します。
■こんなブランドエクステンションはやってはいけない


ところが、ブランド戦略の歴史は失敗の歴史でもある。特に、「1ブランド1魂」の原則に反しやすいブランド・エクステンションの失敗は枚挙に暇がない。1つのブランドに無理やり複数の魂を入れ込もうとするため、ブランドの価値が希薄化してしまうのだ。

ユニクロの高級野菜販売
ハーレーダビットソンの香水、洋服・装飾品販売
カネボウの飲食品・・・etc.


安易なブランドエクステンションはリスクも大きい
参入しようとする製品カテゴリーは、そのブランドのアイデンティティ、消費者が抱いているブランドイメージに適うものか、その製品カテゴリーに参入して本来のブランドのパワーをさらに強めることができるか、といったポイントを事前に充分に吟味する必要がある。

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