コーホート分析
「コーホート」とは人口学の用語で、出生・結婚などの人生の節目にあたる出来事を同時期に経験した集団を指す。
市場調査におけるコーホート分析とは、出生コーホート(生まれた時期が同じ)に従って対象者を分類し、その世代特有の生活行動、意識、消費動向などを探る分析方法である。
何十年もの時系列データから市場構造を分析する時、その変化の要因を「加齢効果」「時代効果」「コーホート効果」と分けて考えると深い市場洞察ができる。
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例えば「外食としての牛丼」市場を見てみるとすると、
「加齢効果」としては、自分で外食を始める10代後半から消費が増え、結婚して外食が経る30代過ぎに減少する傾向にあること。
「時代効果」は、90年代バブル後の不況期や00年代初頭の牛丼値下げによって全体の消費が上がったが、BSE問題で04年には市場が消えかかってしまったこと。
「コーホート効果」は、大手チェーンが「牛丼一筋・・・♪」と印象的なCMを打ち、当時の大人気漫画にも頻繁に登場した70年代に子供縲恊ツ年期を過ごした07年現在の30代後半縲怩S0代前半では比較的安定的なロイヤルユーザーが存在していること。
という理解ができる。
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