クラスター分析
多変量解析のひとつ。
たくさんの対象の中から、似た性質のものを見つけ出し、それをいくつかのクラスター(群、集団)として分類していくものをいう。
例えば動物の分類を例として考えてみると、生物学的には哺乳類やネコ科、イヌ科などの分類(クラスター)になるが、様々な動物について生活者が抱くイメージをもとにクラスター分析をかければ全く違った視点の分析ができる。
イヌやネコは「身近な仲間」というクラスターになるだろうし、牛や豚は「感謝すべき家畜」、ハムスターやカブト虫は「掌中の宝物」という分類になるかもしれない。
つまり、学術的・固定的な分類でなく「生活者の心の中のでの分類」がこの分析の強みである。
また回答者の傾向によって調査サンプルを区分することもできる。
例えば食生活についての設問をもとにクラスター分けし、それぞれ(凝り性手作り方)(さすらい放蕩層)(とにかく大盛層)などと分類、各層ごとの集計結果を見ながら分析を進めていくことができるし、ターゲットセグメンテーションにも活用できる。
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