2008年4月9日

【広告】 vol.204 広告効果管理指標の一例

広告効果管理指標の一例


広告効果は
 1.コミュニケーション効果
 2.販売効果
 3.波及効果

の3つに分類して捉えることができる。

それぞれの段階で
かつ広告する商品の内容
・ス・ス消費財・耐久財・産業財…など)
によって、用いる広告効果管理指標は異なる



1.コミュニケーション効果
 コミュニケーション効果については、
 現在様々な概念があるが
 ここでは「広告接触→認知→好意→行動」
 の場合の効果測定指標を紹介する。
 
〔広告接触〕
 ・消費財
  …広告接触率/メーカー認知率/CF評価テスト

 ・耐久財
  …広告認知率/純粋・助成想起/広告の印象度/広告の認知経路

 ・産業財
  …媒体別広告接触率

〔認知〕
 ・消費財
  …認知率/知名率/CM内容理解/興味度・理解度・記憶度

 ・耐久財
  …キャンペーン認知率/ネーミング認知率
   /商品特性認知/知名度/チャネル理解


 ・産業財
  …SIS認知率/SIS内容理解/SIS認知経路

 ・生産財
  …企業認知度/製品認知度

〔好意〕
 ・消費財・サービス
  …CM好意度・高感度/興味/購入意向度

 ・耐久財
  …マインドシェア/チャネル好意度

 ・生産財
  …一流企業評価/企業イメージ/好感度/興味不快調査

〔(購買)行動〕
 ・消費財
  …食用経験率/調理経験率/作った理由・場面
   /ブランドロイヤリティ


 ・耐久財
  …購入者アンケート

●販売効果
 店頭扱い率→引き合い問合せ→販売量→シェア

〔店頭扱い率〕
 指標は特になし

〔引き合い問合せ〕
 引き合い件数・指名買い件数・問合せ件数

〔販売量〕
 ・消費財
  …POSデータの季節指数/販売高/販売量

●波及効果
 リクルート(エントリー数・母集団形成内容など)

広告動態調査2008年版(日経広告研究所発行)によると
今後は上記のような数・量的効果だけでなく、
エンゲージメント視聴質
クリエイティブの質的効果
クロスメディア効果
IMC効果など総合効果などの
新たな広告効果測定手法の開発や改善が
求められているようだ。



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