CSR広告(雑誌)
一般的に、CSR広告は
環境活動を伝える環境型企業広告と
自社の社会の中での役割・使命を伝えるビジョン型企業広告の
2つに大きく分けられる。
前回の「新聞」に引き続き
各メディアにおけるCSR広告の傾向を解説していく。
雑誌の広告媒体としての特徴は、
よりセグメント化されたターゲットに
美しいグラフィックデザインやコピーで
効果的に表現しながら
雑誌の回読・再読行動を通じて
より長期的な広告効果を見込める点である。
CSRの内容は取引の公正さや経営の透明性・
地球環境への貢献など範囲は幅広いが、
雑誌広告でも新聞同様に
環境をテーマにした企業広告や、CSR広告が多い。
さらに、グラフィックでイメージを中心に伝える純広だけでなく
より詳細な活動を伝える記事体広告も多い。
また環境やCSRをテーマにした合同広告企画もある。
『プレジデント』の協賛企画「環境フォト・コンテスト」や
『日経ビジネス』の「CSR先進企業特集」など。
このように、雑誌広告全体が
商品の購買動機を高めるものではなく、
企業の社会貢献、「この企業があってよかった」
「この企業で働いていてよかった」など、
企業がなくてはならない「社会の公器」として
表現できる誌面に変化してきた、といえる。
雑誌におけるCSR広告は企業の信頼、ブランディング、
そして競争力の強化、企業価値の増大に
今後ますます重要視されることが見込まれる。
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