CSR広告(新聞)
一般的に、CSR広告は
環境活動を伝える環境広告と
自社の社会の中での役割・使命を伝えるビジョン広告の
2つに大きく分けられる。
ここでは各メディアにおけるCSR広告の傾向を解説していく。
新聞の広告媒体としての特徴は、
コピーや写真、イラストで視覚に訴えることによって
読者へ、広告内容をわかりやすく伝えることができる点だ。
さらに、新聞への信頼の高さがそのまま広告にも波及するため
企業からのメッセージもより受け入れられやすい。
以上のようなメディア特性より、
新聞へのCSR広告の出稿は効果的といえ、
実際に環境広告は非常に多く見られるようになっている。
日本新聞協会の「全国メディア接触・評価調査」(N=3,443,2005)
によれば、
「企業・団体の環境への取組みが伝わるのは新聞広告である」
のスコアが42.7%と高かった。
クリエイティブ手法も様々に工夫されてきており、
概念的、教科書的、いわば抽象的な広告は影をひそめ
あらゆる業種で各企業の特色を生かした
具体的で個性的な広告も出てきている。
さらに新聞は
毎日多くのビジネスマンに読まれるメディアであることから、
広告主企業の社員の目にも多く到達し、
社員が「自分の仕事は環境に貢献している」と
再認識できる効果もある。
つまり新聞へのCSR広告は
対外的な企業ブランディングだけでなく
インナーコミュニケーションにも非常に有効と言える。
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