2008年5月1日

【広告】 vol.220 有効到達回数を利用したメディアプラン

有効到達回数を利用したメディアプラン

ネープルス(Naples,1979)によると、メディアプランについて
次の12項目がヒントとして提示されている。

?消費者がある1商品を買う行動プロセスにおいて、
 広告に1回接触する場合の効果はごくわずかかゼロ。

?1回の広告接触では効果が期待できないので
 メディアプランの第一の目標は
 リーチよりも到達回数を高めることを重視すべき。

?1商品の購買プロセスにおいて効果があるのは
 広告への接触が2回以上の時。

?最大の広告効果を生み出せる最小限の接触到達回数の水準は
 1ブランドにつき3回である。

?3回以上に増やすと、伸び率は低下するが
 引き続き広告効果は増加する。

?広告の飽和は到達回数の過大だけの効果ではない。

?同じ到達回数でも、
 ブランドの市場シェアや広告シェアによって
 広告への反応は異なる。

?接触到達回数の広告反応に対する効果は
 たとえばTVの場合、放送時間帯によっても異なる。

?商品カテゴリーの中での接触シェアが高いと
 到達回数の効果はより大きくなる。

?到達回数と反応との基本的関係は
 使用メディアによって違うことはない。

?到達回数と反応との関係は
 その商品のブランド力やターゲットのロイヤリティによって異なる。

?同じコストでも、メディアプランが異なれば
 到達回数と反応との関係はまったく違うものになることがある。


参考 仁科貞文他/著「広告効果」p184


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