有効到達回数を利用したメディアプラン
ネープルス(Naples,1979)によると、メディアプランについて
次の12項目がヒントとして提示されている。
?消費者がある1商品を買う行動プロセスにおいて、
広告に1回接触する場合の効果はごくわずかかゼロ。
?1回の広告接触では効果が期待できないので
メディアプランの第一の目標は
リーチよりも到達回数を高めることを重視すべき。
?1商品の購買プロセスにおいて効果があるのは
広告への接触が2回以上の時。
?最大の広告効果を生み出せる最小限の接触到達回数の水準は
1ブランドにつき3回である。
?3回以上に増やすと、伸び率は低下するが
引き続き広告効果は増加する。
?広告の飽和は到達回数の過大だけの効果ではない。
?同じ到達回数でも、
ブランドの市場シェアや広告シェアによって
広告への反応は異なる。
?接触到達回数の広告反応に対する効果は
たとえばTVの場合、放送時間帯によっても異なる。
?商品カテゴリーの中での接触シェアが高いと
到達回数の効果はより大きくなる。
?到達回数と反応との基本的関係は
使用メディアによって違うことはない。
?到達回数と反応との関係は
その商品のブランド力やターゲットのロイヤリティによって異なる。
?同じコストでも、メディアプランが異なれば
到達回数と反応との関係はまったく違うものになることがある。
参考 仁科貞文他/著「広告効果」p184
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