環境広告を作るには?
出典とメッセージの信頼度に留意する
広告主への企業としての信頼度が、
広告メッセージの受容態度にも
影響するのは他の広告効果と同様である。
ある米企業が、長期間にわたり
自社の環境配慮経営をアピールするTVスポットを打っていたが、
確かにその面では改善が見られるものの
広告イメージ調査を行った結果、
視聴者はそのスポットCMのメッセージを頭から信じていなかった
という米国企業の事例がある。
そこで、その広告主の名前で
「アメリカの空気をもっとよくしよう。
よりよい社会をつくろう」
というキーメッセージを使い、
その会社の運営には一切触れず
人々の危惧感だけに訴える意見広告を流したところ
それによって、人々のこの企業への態度が著しく上がった。
またそれだけでなく
同社の他の広告への信頼度まで上がった。
同社を環境リーダーとさえ見なす消費者まで出てきた。
尊敬と同じ価値観をベースにした関係は無敵に近い。
広告主が、広告の受け手側と同じ価値観を持っていることを
正しく表現し、伝えることが必要であり、
逆に一旦ターゲットに価値観不和の疑いを持たれてしまったら
誠実なメッセージさえ、しばしば懐疑心や怒りしか生まないことを
この事例は物語っている。
伝創社 マーケティングチーム
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