環境広告とは
新聞やニュースで
毎日少なくとも1つは環境に関する話題が紹介されている昨今、
企業広告も「環境」をキーワードにしたものが増えつつある。
その内容は、商品の環境配慮面をPRする販促広告であったり、
広告主企業の環境保全への考え方を表現する企業広告のケースもある。
多くの環境広告が生活者の目に触れるようになった今、
他と似たようなトーン、イメージ、訴求方法の環境広告では
広告効果は当然弱まる。
広告主の伝えたいことを確実に伝え
且つ効果的にターゲットに認知させる環境広告をつくるために、
今回より数回にわたり、環境広告とは何かを基本から整理してみる。
■環境フレンドリーな広告の原則
・ス・ス“Greener Marketing and Advertising”by Robert Rehak,1993)
1.広告コピーの中に環境保護を奨励するメッセージを入れる。
セールスメッセージの中で直接環境問題を提示し、
その解決法を提案するということである。
2.主張はできるだけ具体的に、実証的に提示する。
営業広告の場合は、その商品が環境に与える影響やその解決法など、
広告主にそれらに関する十分な知識があることを
広告の中に明確に表現する。
3.過剰な約束をしない。
誇張表現は×。
商品の特性以上の夢をターゲットに与えてはならない。
4.ターゲットに問題の解決が不可能ではないという希望を与え、
その解決に参加してくれるよう呼びかける。
日常の生活が環境に与える影響を最小限に止めるための
具体的な行動を示し、 それを守るよう奨励する。
5.クリエイティブな環境広告のリーダーになる。
最も優れた環境広告は、販売効果の面でも他をぬきんでる。
人々に商品やサービスを環境という視点から眺めさせることで
より環境フレンドリーな商品や企業を選ばせる結果になるからだ。
6.それ自体が環境保護になっている広告を作る。
広告の素材、製作技法、インキ、印刷方法、広告であれば掲載過程。
そして最後に捨てられるまでの行程をも考慮した広告づくりをする。
補足
※数値は経済産業省産業構造審議会環境部会資料より抜粋
■環境ビジネス市場規模
2005年:約59兆円
2015年:約83兆円(+40%)
■環境ビジネス雇用規模
2005年:約180万人
2015年:約260万人(+45%)
規模を問わず、環境関連ビジネスへ参入する企業が増加し、
同時に環境をテーマにした広告も増加する見込みがある。
伝創社 マーケティングチーム
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