2008年12月29日

【経済・企業経営】 vol.290 企業法務? 商標権

企業法務? 商標権

商標権とは
 商標(自社の商品やサービスを
  他社のそれと区別するために使用するマーク)

 独占的に用いる権利。
 
 著作権、実用新案権、意匠権、特許権などと共に
 知的財産権の1つに位置づけられている重要な権利。

 商標を使用する者の業務上の信用を維持し、
 需要者の利益を保護するために
 商標法により定められている。

 特許庁に商標登録を申請して認められると、
 商標権が発生する。




商標権の4つの機能
1.商品識別機能
 商品群の中で
 購買者に1つの商品を他の商品と区別させる機能
 =特別顕著性

2.出所表示機能
 特定の商標を使用した商品は
 特定の事業者が製造・販売することを認識させる

3.品質保証機能
 品質に関して購買者に認識させる機能

4.宣伝広告的機能
 商品自体の持つ
 購買者に対し満足感を増幅拡大させる機能


商標権の使用例
 社名商標、商品商標(トレードマーク)、
 役務(えきむ)商標(サービスマーク)など
 様々なものがある。

 商品がヒットした後その名を真似されないように
 商標登録する場合や、
 商品コンセプトを明確にした商標を作成し
 あらかじめ出願した後に、
 その商標がもっているイメージ・顧客誘引力を
 活用したキャンペーンを展開しながら
 販売を促進することに利用される場合もある。


商標権の簡易検索
 作成した商標が既に登録されているかを調べるには
 特許電子図書館のトップページからの検索が可能。

 ただしあくまで簡易調査であるので、
 商標作成過程における参考程度での利用が有効的。

 なぜなら公開データは出願後すぐにアップされるわけではなく
 類似商品に関しては判断が難しいためである。

 実際に商標登録を行なう際は
 弁理士などのプロに依頼することが必要となる。
 特許電子図書館




伝創社マーケティングチーム

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