農業の6次産業化
農畜産物の生産(1次)だけでなく
食品加工(2次)、流通・販売等(3次)にも
農業者が主体的かつ総合的に関わることで、
第2次・3次産業事業者が得ていた付加価値を
農業者が得ようとする取組。
1次×2次×3次=6次産業
以上引用 農林水産省Webサイト「用語の解説」
現状多く見られるケースは、
従来の生産・加工・販売のほかに
農場・果樹園を一般向けにテーマパーク・公園化したり、
野菜収穫体験サービスを提供するパターン。
郊外の遊休農地を切り分けて
首都圏など都市部の企業・生活者を対象に農地を貸し、
日常的な手入れを代行する事業パターン。
またOEMなどの形で他社と提携してブランド化した商品を提供したり
農業についての学校を運営して、農業就業人材を育成(就農育成)
するといったケースも出てきている。
●6次産業化誕生の背景
貿易の自由化による海外の安価な農作物との激しい競争や
産業の2次産業化・3次産業化が進行して
農業に就業する人が減少したことなどを背景に、
農家の経営状況は悪化。
農業の付加価値化、収益を出すビジネス化が必須。
●6次産業化の経済貢献
食品産業、流通業、観光業等の地域の他産業と連携することにより
地域の産業に貢献し、
また、地域の知名度の向上に貢献することにより
地域経済の活性化にもつながる。
消費者にとっては
生産者の顔が見え、信頼できる商品が増えることになり
選択の幅が広がることがメリットとなる。
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