2009年6月4日

【環境・CSR】 vol.495 プルサーマル

プルサーマル

原子力発電所で使用された使用済みウラン燃料を再利用し、
  ウランとプルトニウムを回収した後、
  ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料にし、
  再び原子力発電所(軽水炉)で利用すること。
  「プルトニウム」と「サーマルリアクター(軽水炉)」から
  できた造語。

  原子力発電所で利用されるエネルギー資源はウランだが、
  その殆どを外国からの輸入に頼っているため、
  回収されたウランとプルトニウムを再利用するこの仕組みなら
  エネルギーの有効活用が実現できるとされている。

  しかし、ウラン燃料を使うことを前提として作られた施設で
  ウランとプルトニウムの混合物を使うことは、
  施設の劣化を招くのではないか、などの住民からの懸念や
  原子力発電所での不祥事により、普及が困難となっている。

  この現状から「2010年度までに全国16縲鰀18基の原子力発電所で
  実施する」との目標見直しの意向を、国の原子力委員会は
  示している。



伝創社

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