プルサーマル
原子力発電所で使用された使用済みウラン燃料を再利用し、
ウランとプルトニウムを回収した後、
ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料にし、
再び原子力発電所(軽水炉)で利用すること。
「プルトニウム」と「サーマルリアクター(軽水炉)」から
できた造語。
原子力発電所で利用されるエネルギー資源はウランだが、
その殆どを外国からの輸入に頼っているため、
回収されたウランとプルトニウムを再利用するこの仕組みなら
エネルギーの有効活用が実現できるとされている。
しかし、ウラン燃料を使うことを前提として作られた施設で
ウランとプルトニウムの混合物を使うことは、
施設の劣化を招くのではないか、などの住民からの懸念や
原子力発電所での不祥事により、普及が困難となっている。
この現状から「2010年度までに全国16縲鰀18基の原子力発電所で
実施する」との目標見直しの意向を、国の原子力委員会は
示している。
伝創社
0 件のコメント:
コメントを投稿