2009年11月5日

【経済・企業経営】 vol.547 ベーシックインカム

ベーシックインカム

政府が国民に対し、無条件に一定の現金を定期給付する制度。

  年金や児童手当、失業手当などの従来の社会保障を
  資力調査も就労条件も課さずに全個人に交付することで
  置き換えようというもの。
  これにより、次のような経済効果があると考えられている。

  ○年金や生活保護などにおける煩雑な事務作業の撤廃による
   「行政・コストのスリム化」
  ○最低限の所得保障による「雇用調整・雇用流動性の向上」


  労働生産性が向上したことによって、完全雇用が困難になった
  場合にある種のワークシェアリングとなり得ることから注目を
  集め、ヨーロッパでは「ベーシックインカム欧州ネットワーク
  (BIEN)」という、ベーシックインカムの研究者による
  国際ネットワークも活発な活動を見せている。



伝創社

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