2009年12月16日

【経済・企業経営】 vol.555 プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント

プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)

多種類の製品を製造・販売する企業、また、複数の事業を
  行う企業が、最も効率的に経営資源を分配できる製品や事業の
  組み合わせ方(ポートフォリオ)を決定するための経営分析や
  管理手法のこと。1960年代末、ボストン・コンサルティング・
  グループが考案した。
  
  PPMでは「市場成長率」を表す軸と「相対マーケットシェア」
  を表す軸とでマトリックスを形成し、製品・事業を4つの
  現象に分類する。分類は以下の4つ。

  ?花形事業(製品)
   市場成長率、マーケットシェア共に高く利益を生む。
   更なる成長に向け、投資活動が必要となる。

  ?金のなる木
   市場成長率は低いがマーケットシェアの高いもの。
   シェアを維持する程度の投資にするため、収益が
   安定しており、企業の主な余剰資金源となる。
  
  ?問題児
   将来的に利益となるものか否か不明なもの。
   投資をして花形とさせるか、負け犬になる前に撤退するかの
   判断が必要となってくる。

  ?負け犬
   市場成長率、マーケットシェア共に低く、基本的に撤退
   すべきとされるもの。



伝創社

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