バリューチェーン?
「バリューチェーン」の構造
バリューチェーンは、価値をつくる活動と利益から成り立っている。
価値をつくる活動は、さらに主活動と支援活動に分かれている。
主活動
・調達(購買物流)
製品開発に必要な情報・素材を外部から調達して貯蓄・配分する活動
・製造
原材料を使用して製品へと加工する活動
・流通(出荷物流)
完成品を顧客に届ける活動
・マーケティングと販売
広告宣伝、チャネル構築など、購買への仕掛けをつくる活動
・サービス
メンテナンス・アフターフォローなどで商品の価値を継続的に向上・維持させる活動
支援活動
・調達
企業経営に必要なモノ・サービスを社外から調達・購入する活動
・研究開発・技術開発
企画開発、製品モニターや市場テストなどの技術的活動
・人的資源管理
社員の人事、採用、教育、給与に関する活動
・全般管理
財務、法務、経理、広報、顧客への情報提供などの活動
すべての支援活動が個々の主活動をサポートしている。
主活動と支援活動のそれぞれは、ヒト・モノ・カネの資源を必要とし、当然コストが発生する。総価値と価値活動の総コストの差が、利益となる。
このようなフレームを使用することで、競争優位をもたらすためにはどのような戦略をとればよいかを導くことができ、業界全体の利益構造や自社の強み・弱みの把握にも役立っている。
すなわちバリューチェーンの全体像を捉えることで、主活動と支援活動のどの活動が価値を生み、どこが無駄なのかを見極め、コスト削減の可能性を考えることができる。
参考
・@IT情報マネジメント用語事典
・J-marketing.net
・『改定 新広告用語事典』
⇒次回は「?バリューチェーン活用事例A」です。
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