2010年11月12日

【経済・企業経営】 ブルー・オーシャン戦略

ブルー・オーシャン戦略

競争者のいない新しい価値市場(ブルー・オーシャン)を創造し、ユーザーに高付加価値を低コストで提供することで、利潤の最大化を実現する戦略。

●提唱者
フランスの欧州経営大学院(INSEAD)教授のW・チャン・キムとレネ・モボルニュ。
・ス・ス著書『ブルー・オーシャン戦略』(05年2月)


「レッド・オーシャン」
企業が生き残るために、既存の商品やサービスを改良することで、高コストの激しい「血みどろ」の争いを繰り広げる既存の市場。



●戦略実践のポイント
下記ツールなどを使って、新しい価値市場を創造するためのバリュー・イノベーション(価値革新)により、市場の境界線を引き直す。

 アクション・マトリクス
 「取り除く」「増やす」「減らす」「付け加える」という四つのセグメントに、自身が身を置く業界や他社の取り組みを当てはめ、自社の事業を再整理。
 現状の競争要因に対して、自身でどのように変化をもたらせば、ブルー・オーシャンを創造できるかを整理する。

 戦略キャンバス
 競争要因を横軸に、縦軸はそのレベルを表し、自社の取り組みと他社の取り組みを比較する。
 各競争要因の点を結び合わせた線が、他社の線と異なる場合は、新たな市場を創造できる可能性が高いことを確認できる。



なお上記では、既存市場内からの新価値市場の創造となっているが、代替産業や補完材・サービス等の視点から、新価値市場の創造を実施することも有効な手段である。

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