ブランド・エクイティ
ブランドがもつ資産価値。
ブランドはただの名前や記号ではなく無形の資産である。
高いブランド・エクイティは企業に多くの競争優位をもたらす。
また品質イメージとブランド連想は顧客の安心感につながり、使用満足を高めることになり、企業だけでなく顧客にも価値を提供することになる。
■代表的論者
・デーヴィッド・A・アーカー(「ブランド・エクイティ戦略」)
・ケビン・レーン・ケラー(「戦略的ブランド・マネジメント」)
■アーカーによる「ブランド・エクイティの構成要素」
・ブランドロイヤリティ
・ブランド名認知
・知覚されたブランド品質(品質イメージ)
・ブランド連想(ブランドによる心理的・感情的な連想)
・その他の資産(特許や商標や流通関係等)
ブランド認知やブランド・ロイヤルティが高ければ、マーケティング・コストが抑えられる。
他に比べて高い知覚品質を有していれば、競合他社より高い価格設定ができる。
■P.コトラーによる「ブランド・エクイティ」と「顧客エクイティ」
コトラーは「ブランド・エクイティ」の根底にある基本的資産は「顧客エクイティ」であると論じている。
したがって、ブランド・マネジメントによってロイヤル・カスタマーの生涯価値(顧客との長期的取引からもたらされる利益)を伸ばすことがマーケティング計画の要となる。
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