2010年11月10日

【経済・企業経営】 vol.649 カニバリゼーション

カニバリゼーション

cannibalization。
自社商品が自社の他商品のシェアを侵食してしまう「共食い」現象のこと。

新商品の導入による既存商品の売上減少、売場でのフェース展開の行き過ぎによる自社商品の売上減少、新規チャネルによる既存チャネルの侵食などがあげられる。

既にカニバリゼーションが発生している場合には、商品ラインを見直し拡大を抑制する、商品の違いを顧客に認識させるといったことが必要になる。

また新たに商品を導入する場合には、既存の商品とは異なるチャネルで展開する、異なるターゲットを狙うといったことが必要になる。

競合企業のカニバリゼーションを創出することで、自社の市場シェアを拡大させることも考えられる。




市場シェアの高いリーダー企業に対して、その企業の主力商品・事業と共食い現象を起こさせるような商品の発売・事業への参入を仕掛け、その商品カテゴリー拡大の可能性があるにも関わらずカニバリゼーションを危惧するリーダー企業に参入への早期判断を鈍らせることで、シェアを奪取していくという戦略である。

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