2010年11月9日

【経済・企業経営】 vol.648 OEM

OEM

Original Equipment Manufacturingの略。
他社ブランドの製品を製造すること。またはそのメーカーのこと。

電機やコンピュータ、自動車など、生産に技術力・資金力を要する製品、また規模の経済性の働く製品によくみられる。

近年は、事業の選択と集中が進むなかで幅広い製品で採り入れられている。

販売ブランドが流通業の場合は、プライベートブランド (PB) と呼ぶ。




■OEMを行う主なメリット
 1  市場が立ち上がる段階
 製造の技術やラインを持たない企業が、自社製造を開始するまでの期間にOEM供給を受けることで、他社との市場投入の差を埋めることができる。

 2 市場が成長期を迎えた段階
 自社生産が追いつかない時に他社に委託すれば、安定した商品供給が可能になる。

 3 市場が衰退する段階
  自社生産から撤退することで、低コストで市場への製品供給が可能に。
 また相手先のブランドと販売力を活かして、生産量を向上できる。


■OEMの主なデメリット
 ・製品に欠陥が発生した場合、供給を行う側・受ける側のどちらに責任の所在があるのかが不透明

 ・委託側のブランドが育たない

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