2011年4月27日

【業界動向・マーケティング】 vol.751 オーダーメイド医療

症状・疾病だけでなく、その背景にある個々の遺伝的背景に合わせて、患者一人ひとりに合った治療・投薬を行う医療の事。

従来の医療は疾患中心で、疾患の原因を探索したりその治療法を開発することが主目的だった。

しかし疾患の状態は個々人で千差万別であり、同じ病気でも同じ治療法を適用することは必ずしも正しくないことが以前より知られていた。

ヒトゲノム計画によるDNA配列の解読技術の発達(一塩基多型/SNPの特定技術や、DNAチップなどの測定器具の進化)により、大量のDNA情報を瞬時に取得できるようになり、個人が他人とどのように異なるかをすぐに観測できるようになってきた。

そこでこれらの情報を利用して、患者個人に最適な治療方法を計画するオーダーメイド医療が、これからの医療の中心になってくると言われている。

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