2007年6月27日

【広告】vol.38   〈IR〉 第4回

日本のIR最新動向


日本インベスター・リレーションズ協議会の調査(第13回「IR 活動の実態調査」2006年度)によると、
・ス・スR活動もの目標は
1 位「適正な株価の形成」(1,270 ポイント)
2 位「企業・事業内容の理解促進」 (1,177 ポイント)
3 位「企業の認知度向上」 (896 ポイント)

で昨年と大差はなかった。
昨年初の1 位となった「適正な株価の形成」は今年も1 位となった。


また個人投資家向けIR への取り組みについて尋ねたところ、
83.2%の企業が実施していると回答した(一昨年は64.8%、昨年は81.5%)。

具体的な活動としては
「事業報告書の充実」が62.1%でもっとも多く、
「個人投資家向け説明会」 (37.3%)、
「web サイト全体について、個人投資家を意識したつくりにする」
・ス・ス37.2%)と続いた。

「個人投資家向け説明会」は昨年の33.1%から4.2 ポイント上昇した。
なお、「web サイトの中に『個人投資家のみなさまへ』といったサイトを設ける」は19.4%だった。

個人投資家向けIR を実施している企業に取り組む目的を聞いたところ、
 「長期保有してくれる株主の確保」 が70.0%(昨年は68.3%)、
「個人株主数を増やすため」が54.9%(同60.8%)、
「ブランド価値を訴えるため(ブランド価値の向上)」が29.8%(今年初)

で上位に並んだ。




個人向けIRについて


また、個人投資家向けIR の課題・問題点については
「効果測定がしにくい」65.9%(昨年は67.4%)、
「個人投資家は多様で焦点が絞りにくい」51.6%(同47.0%)、
「コストがかかる」35.9%(同35.5%)
を挙げる声が多い。

これは昨年と同じ傾向で、個人投資家向けIR の実施方法を
模索する企業の現状がうかがえる結果となった。



なお全体の95.6%の企業がIR 活動を「実施している」と回答。


またそのうち68.6%がIR の「専任組織がある」と回答、
昨年より11.4 ポイント増加した。
2003 年の調査では35.6%だったので、専任組織の設置率は3 年間でほぼ倍増したことになる。


専任部署としては、企画部(経営企画を含む)が19.8%、
広報部系IR 室が17.6%、
企画部系IR 室(経営企画部系を含む)が15.1%で、
昨年と大きな変化はない。
今回調査より新たに選択肢に加えた「独立したIR 部署」は14.0%であった。


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