2007年7月31日

【経済・企業経営】vol.50 IR

IR(Investor Relations)

IRとは、Investor Relationsの略で、投資家向けの広報活動の総称。
企業の業績や財務状況、将来の事業計画の動向株主機関投資家、証券アナリストなどに公開することで、彼らに理解され支持を受ける関係をつくり、自社への投資を促すことを目的とする。


具体的な手法としては、
説明会などを開催して対象者との対話機会などを設けるパーソナル型のアプローチ、アニュアルレポートやファクトブックなどを活用する出版物・印刷物によるアプローチ、IR広告やパブリシティ活動、Webサイトの活用などの広告・広報タイプのアプローチに大きく分類される。


↓図をクリックすると拡大します。
●IR活動の手法





近年まで日本の企業は国内の機関投資家や金融機関を意識していればよかったが、金融のグローバル化により海外の投資家の比重は高まり、IRにおいても国際的な視点が必要となっている。

実際に企業トップや財務担当者が海外で業績説明会を開くケースも珍しくなくなった。

さらに今後強化すべきなのは個人投資家向けのIRである。
ネットトレーディングの普及などを背景に個人投資家は増加しており、効果的に個人の投資を導くIR活動が必要である。


出典「広告ビジネス実務辞典」日本能率協会マネジメントセンター

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