【マーケティング】vol.59 ニーズ/ウォンツ

ニーズとウォンツ


マーケティング活動とは、商品・サービスを通じて消費者に価値を提供し対価を得ることである。
それは裏返せば消費者が「なんらかの価値」を必要とし、求めていることが前提となる。

よく使われる言葉に「ニーズ（必要性）」と「ウォンツ（欲求）」があるが、この違いをきちんと認識しておきたい。


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「ニーズ」とは･･･
消費者にとって生活上必要な「衣・食・住」などが充足していない状態を指す。

「ウォンツ」とは・・・
そのニーズを満たすための商品やサービスなどを手に入れたいという欲望のことである。


マーケティング活動や広告活動は「ニーズを創造すること」はできない。

食べ物や衣服が足りないという状況を生み出すことが不可能であることは自明である。
しかし、「あの料理が食べたい」「あの服を着たい」というウォンツに影響を与えることは可能である。


多くの消費者のニーズが充足されていると言っていい今、マーケティングの課題は、「いかに強いウォンツを喚起できるか」という点に移行しており、そこでの広告の役割は大きい。

出典「広告ビジネス実務辞典」日本能率協会マネジメントセンター