ベンチマーキング
自社のマーケティング上の問題解決のヒントになりえる他社事例を徹底研究し、自社に取り入れる方法を計画・立案すること。
言い換えると、自社の経営やマーケティング活動上の問題点や課題を抱えているプロセスと、ベストプラクティス(優れた他者事例)のそれとのギャップを分析し、その「良い点」を自社に適した形で導入して改善を図ることを指す。
ベンチマーキングは、まず自社の強み・弱み分析から始まる。現状の問題点を把握し、解決のために改善すべき部分がプロセス部分のどこなのか(物流ロス、多数業者との取引による経費ロスなど)という改善対象の選定を行う。
そして、そのプロセスにおけるベストプラクティスをリサーチし、選定する。選定した企業に関する情報収集や必要があれば直接的な取材を通じて、自社とのギャップを明らかにし、それを自社に取り入れるための具体的な計画を立案するのである。
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ベストプラクティスは必ずしも同業種である必要はなく、改善の好例であることが重要である。
米ゼロックスは物流・在庫に関するベストプラクティスをアウトドアギアのL.L.ビーンに設定して効果を上げ、トヨタ自動車のカンバン方式も米国の大手総合スーパーからヒントを得たとされる。
出典「広告ビジネス実務辞典」日本能率協会マネジメントセンター
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