2007年9月3日

【マーケティング】vol.71パレートの法則(2:8の法則)

パレートの法則(2:8の法則)


イタリアの経済学者パレート1896年に発見した所得分布の研究結果で、今では自然現象からマーケティングまで幅広く適用できると考えられている。パレートの法則または、2:8の法則とも呼ばれる。

「全商品の2割が8割の売上を作る」「全顧客の2割が全体売上の8割を占める」など、全体を左右するのは、一部の重要な要素に特定できるとされる経験則。

マーケティング上でもすべての顧客へのサービスを均等に配分するのではなく、上位顧客の2割を特にきちんとケアすることで、8割方の売上が維持できることになるので、投資に対する効率性の高さが追求できるといえる。

CRMカスタマーリレーションシップマネジメント)や顧客ロイヤリティなど、顧客を分析・分類して効率的なマーケティングを実現しようとする考え方にも繋がっている。


↓図をクリックすると拡大します
■パレート図


またこの法則は売上だけでなく、「不良点の中の重要な2割を改善すれば全体の8割を改善したと同等の効果が得られる」など品質管理にも適用されている。

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