2007年9月13日

【マーケティング】vol.79  経験価値マーケティング

経験価値マーケティング


コロンビア大学 シュミット教授が提唱した考え方で、商品・サービスとの関係の中で顧客が「どのような心地よい経験をするのか」という“線(または面)”にフォーカスしようとするのが経験価値マーケティング
従来型のマーケティングである商品・サービスが顧客に提供する「機能・特性(フィーチャー)」や「便益(ベネフィット)」という”にフォーカスした従来型マーケティングの限界を乗り越える考え方である。


経験価値マーケティングは、その商品・サービスを認知するところから始まり、購入・使用・破棄などすべてのプロセスを通じて、顧客に対してどのような経験や思い出・感動(=経験価値)を残せるのか意識的にコントロールし、その顧客にとって置き換え不能な、欠くべからざるブランドになっていこうとするものである。


具体的には「SENSE」「FEEL」「THINK」「ACT」「RELATE」の5つが経験価値領域(SEM=ストラテジック・エクスペリエンシャル・モジュール)として存在すると考えられている。

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●5つの経験価値領域(SEM)

これらを戦略的にデザインすることで、より強いブランドになっていこうとするマーケティング戦略である。


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