【マーケティング】vol.82 1to1マーケティング

1to1(ワントゥワン)マーケティング


顧客一人ひとりを好みや嗜好の異なる個客としてとらえ、詳細なデータ分析とその結果に応じた販促を図るマーケティング手法．


これまでのマスマーケティングは大雑把なレベルで共通性を持った顧客を一つの集団として括り、その集団内の最大公約数的なニーズに合わせた商品・サービスや情報を提供して、量を確保しようとする「市場シェア重視型マーケティング」であった。

一方、ワントゥワンマーケティングは、顧客はあくまで一人ひとり別々の個性を持つ存在であることを前提に、購買履歴データなど詳細な趣味・嗜好をもとに各顧客に向けて最適化された商品・サービスや情報を提供して、その顧客との長期的な関係を築こうとする「顧客シェア重視型マーケティング」なのである。




ワントゥワンマーケティングで重要なのは、顧客の購買履歴や属性データをきちんと分析・把握することと、その顧客側が企業に対して親近感や好ましいパーソナリティを感じられるよう、満足度の高いサービスや対応を行うことで顧客に「自分だけの特別感」を持ってもらうことである。