2007年9月27日

【経営・経済・マーケティング】vol.87  シニアマーケティング

シニアマーケティング


団塊の世代がシニア世代に流入し、「シニア」は「消費から程遠い存在」ではなく、逆に「商品の中心として捉えなおされている

第二次世界大戦後のベビーブーム1947年縲鰀1949年生まれを中心としたボリュームゾーンがいわゆる「団塊世代」。

彼らは常に戦後の流行をリードし、新しいライフスタイル・価値観を作り上げ、消費を牽引してきた。その団塊世代が定年を迎え、リタイアするにあたり、動向が注目されている。


もともと高齢化社会が進む日本において、シニア市場には新たなインパクトが見込まれている。ここでの「シニア」は決して従来の「老人」ではない。
いつまでも健康でいたい、若くありたい、社会や人とつながりを持っていたいと考えている高齢者であり、「アクティブシニア」と呼ぶにふさわしい層である。



従来団塊世代は「消費慣れ」をしていてこだわり」のある買い物をし、「お洒落」に敏感で、「知的好奇心」が高い、などの特徴を持っている。

ライフステージが変わり「会社組織」から解き放たれた彼らに対する新しいマーケティングが見直されている。


最近でも、出版各社がシニア向け雑誌事業を強化しており、今年度中にリクルートの「コレカラ」、マガジンハウスの「クロワッサンプレミアム」などの創刊が予定されており、今後の動向が注目される。


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