2008年1月23日

【環境・CSR】vol.162 環境表示ガイドライン

環境表示ガイドライン

広告などを含む環境に関する情報表示のあり方について示したガイドライン。
一連の表示運用を通じて、環境負荷の低減に努める事業者から優先的に購入する「グリーン購入」を促進させる狙いがある

環境省がまとめ、08年1月16日に同省HP上で公開。
消費者にわかりやすい環境表示や適切な情報発信を促すための、表示における要求事項をガイドする。
また「エコ」「環境対応」など環境保全効果を連想させる用語を商品・サービス名や愛称に用いる場合も環境表示とみなし、ガイドラインの適用下となることを明示。






補足

ガイドライン内には、公正取引委員会による見解や環境関連の表示で取り締まった事例も紹介。
景品表示法における不当表示(虚偽・誇張など)の判断にあたり、環境表示もその対象であることが明記されている。

ガイドラインの性質上、あくまでも事業者の自主的な改善活動を尊重することを柱とするが、一方で08年1月上旬に一部の大手製紙各社による古紙配合率の偽装が相次いで表面化するなどしたことから、自主性に任せるだけでよいのかなどの議論もあり、今後の動向が注目される。


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