円キャリー制度
世界的に低い金利水準にある円を借りて
それを金利のいい外貨資産に投資し、
金利差の利ざやを収益として得る投資方法。
別称「円借り取引」。
通常の投資利益に加えて
金利の差益を上乗せすることができるので
金利差が大きいほど高い収益を見込める。
円キャリー取引が活発になると
円安外貨高が促進される。
補足
サブプライム問題のような金融不安が起こると
円キャリー取引の逆の流れが発生する。
つまりそれまで外貨建てリスク資産に投入されていた資産が戻されて
外貨から円に換えられ、
円が売られ外貨が買われる動きが盛んになる。
・ス・ス円キャリー取引の巻き戻し)
それ以降は円高外貨安が促進される。
最近の為替市場の不安定な動きは
この円キャリー取引の巻き戻しの動きによるものと言われており
1996年ごろから外国のヘッジファンドによって盛んに行われた
円キャリー取引は下火になった、
という市場関係者の見方が増えている。
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