2008年3月25日

【広告】 vol.194  集団内での広告効果

集団内での広告効果

一般に消費者は、「マス広告は自分以外のたくさんの人にも見られており、彼らもその広告を知っている」という潜在的な推測を持っている。

消費者は広告に接した際、自分にとってその広告表現・ブランドが好ましいかを考えると同時に、仲間や世間一般における反響・評価も推測する。

そのように考えることで仲間内での口コミが発生し易くなり、仲間内でも好感を持って受け入れられた広告・ブランドは、本人の購買行動も促進することになる。


このような広告の心理効果を「社会的推論」と呼ぶ。

社会的推論には広告への接触量、つまり広告の出稿量が大きく影響する。

この効果を活かした最近の事例として、
駅ナカや赤坂などの話題性の高い新複合施設における大型でインパクトのある出稿例や
いくつかのメディアを掛け合わせてコンタクトポイントを張り巡らせたクロスメディア・キャンペーンなどがあり、
この流れの一環でOOH・交通広告が今あらためて注目を集めているというわけである。



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