CI
企業としての基本理念や経営方針、組織体制、
そしてそれらに取り組む社員の意識形成を整えて
インナーからの求心力を活性化し、
時に企業風土の変革を携えながら
ビジョンの達成というひとつのベクトルを目指す企業体制を構築する
一連のコミュニケーション活動のこと。
CIはコーポレート・アイデンティティの略。
直訳すると、企業の存在価値を明確にして
自社のステークホルダー・社会との関わり方
(なぜ、誰のために、どんな価値を提供しながら、
自社は存在するのか)を明らかにすること。
社員が社会の中での自分の仕事に自信と誇りを持ち、
常に次の成長へとチャレンジし続けながら業務に携わるような
「組織の自己組織性が作動する企業への変革」(佐藤修,2000)
を目指すもので、
企業基盤や将来像(ビジョン)の視点から発想する。
■ブランディングとの比較
CIが企業基盤を構築し
インナーの活性化機能を持つのに対して、
ブランディングは
顧客やステークホルダー、つまり市場側から発想する。
つまりマーケティングを重視した
「企業が買われるための手法」であり、
自社のポジショニングとパーソナリティ
(競合他社との相対関係において
業界内でどのような地位を占め
どんな性格を有するブランドなのか)を明確にし
「識別」させ「共感」させ「選択」させ、
さらに「継続的に選択」させる力を育成すること。
そこには当然CS的な発想が取り込まれるため、
内的にはCIと一体化した展開となる。
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