広告とプロモーション
企業が行う広告・販促活動では一般的に、
長期的なブランド育成のケースでは企業広告の展開、
短期的な売上増加にはプロモーション施策が
採られる。
プロモーションの中でも、
特に価格訴求型の施策は
短期的な売上増加効果が大きいが
長期的にみた企業・製品への好意的な評判づくり、つまりブランド育成には
マイナスの影響を与えるリスクもある。
そこで求められるのが
短期的売上増というプロモーション本来の機能を果たしながら
長期的なブランド育成にもつながるような手法、
つまりブランドを育てるプロモーションだ。
その方法の方向として挙げられるのは
?ブランド価値の体感の促進
?ブランドへの共感獲得
?顧客とのつながりの強化
?利用機会の拡大 など。
例えば?の事例では
カゴメがトマトジュースの原料である「凛々子」という
ブランドトマトの苗を提供するプロモーションを
長年にわたって実施している。
これはカゴメのものづくりへのこだわりと
トマトの品質の高さを伝える施策であり、
まさにブランド価値の体感の促進を果たすものとなっている。
出典 守口剛/著「プロモーションにおける短期視点と長期視点の葛藤」
(販促会議3月号)
伝創社マーケティングチーム
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