【広告】 vol.637 コピーワンス放送

コピーワンス放送


DVDレコーダなどデジタル録画機器において、1度に限り録画が許されている放送のこと。

2004年4月から地上波デジタル・BSデジタル放送の全番組は、このコピーワンス放送となっている。

DVDレコーダでは、内蔵HDDやDVDメディアに1枚分は録画できるが、それを2枚目以降のDVDメディアへはダビングできない。

仕組みで言えば、DVDメディアにダビングする際に、ハードディスク上のコンテンツを消去するムーブ（移動）の方法がとられるためである。


このコピーワンス放送は、不正コピーの横行を防ぎ、デジタル環境で著作権を保護するために採られた措置。

ただしHDDに録画した場合は、その映像をHDDに残したままDVDメディアへコピーすることはできないのだが、HDDから消してDVDメディアへ移動することは可能である。

つまりどのような状況であっても、録画した映像は1箇所にしか存在できない。

なお「バックアップが取れない」「ムーブに失敗する場合がある」といった視聴者側のリスクがあることから、見直しが進み「ダビングテン (デジタルコピーは10回可能)」という新方式で対処することになっている。





参考
　All About 用語集　
　コトバンク